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純銀の需要動向

全体としては需要は増加傾向にある

時代が進むにつれ銀は宝飾品や通貨としての消費から、熱や電気の伝導性の高さや加工性の高さを利用した工業用としての役割を果たすようになってきました。
需要を大別すると、以下の5つになります。

① 写真フィルム産業への需要 ↓

銀は写真フィルムの感光剤(臭化銀、ヨウ化銀など)として利用されています。
2008年の写真フィルム産業の需要は3,260トンと、銀の総需要量27,633トンの約12%を占めており、その主な消費国は米国と日本です。
近年はデジタルカメラの普及が進んでいて、一時期増加傾向にあった写真フィルムの銀需要も1999年をピークとして減少に転じています。

② 工業部門への需要 ↑

銀は融点が低く、加工性に優れ、熱伝導性や導電性が高いことから、エレクトロニクス産業、電池・ 化学触媒、メッキ、銀ろう(はんだ)、展伸材といった幅広い工業分野でも利用されています。
2008年の写真フィルム産業以外の工業用需要は13,910トンと、同年の銀の総需要量の約50%を占めている。
その主な消費国は、米国、日本、インドであるが、近年、経済成長著しい中国の需要も拡大しているといわれてます。
近年はエレクトロニクス部門を中心とした工業部門の需要が拡大しています。

③ 宝飾品への需要 ↑↓

欧米、中東、インドなどでは宝飾用としての銀の人気は高く、指輪やネックレスといったジュエリーのほか、食器材としても古くから根強い需要がある。
インドなどでは、「その家を見るには銀食器の手入れ具合を見ればよい」と言われるほど、銀食器の人気は高いのです。
2008年の銀の宝飾品需要は4,923トンと、銀の需要量の18%近くを占めている。
消費国は、1位タイ、2位イタリア、3位インドとなっており、タイが世界最大の銀の宝飾品消費国となっています。
宝飾品などに利用する場合、純粋な銀では柔らか過ぎて傷つきやすいため、他の金属との合金の形で利用されることが多い。

④ コイン、貨幣用への需要 ↑↓

記念銀貨や流通銀貨などの鋳造用の需要。
2008年の貨幣部門の銀需要は2,019トンであり、総需要量に占める割合は7%以下とされています。

⑤ 銀ETFによる投資への需要 ↑

商品ETFは裏付けとして現物を保有することから、ETFの残高上昇は現物の需給逼迫感につながることがあります。
2008年にはETFの保有高の増加傾向が顕著となり、同年9月のリーマンショックによる急落後の価格上昇要因にもなっています。
三大銀ETFの銀保有高は2009年2月時点で9,625トンに達し、2007年末から約2倍に増加したことが明らかになっている。


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